JANS Clinics 日本臨床脳神経外科協会
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平成29年7月15日(土)・16日(日)の両日、私が学会長を拝命し広島市の広島平和記念公園内の広島国際会議場において、第20回日本臨床脳神経外科学会を開催しましたところ、全国から1,400人を超える御参加をいただき、成功裏に終えることができました。
本学会のテーマを「2025年問題に向けて―脳神経外科のあり方を展望する―」とし、特別講演3題、文化講演2題、教育講演13題、シンポジウム11テーマ44題、ランチョンセミナー11題、モーニングセミナー5題を企画、一般演題も336題の応募をいただき、様々な角度から脳神経外科医療の現状、課題、展望が示されました。加えて、市民を交えた公開講座として、この学会が人類で初めての被爆都市広島での開催ということもあって、「ヒロシマは私達に何を語るか」という特別企画を組み、又、市民への健康増進を図る目的で「増加する脳神経疾患への予防と治療〜脳疾患からみる2025年問題〜」というテーマの市民公開講座も開催しました。
このような企画の中で、一つ一つがいずれも素晴らしい発表で、取り上げれば枚挙にいとまがありませんが、ここでは強く印象に残ったものを何題かお示しさせていただきます。
特別講演1では、山形大学嘉山孝正教授の「適正なガバナンスとは」において、組織のトップと現場の双方向性の重要性を説かれ、病院経営者の多いこの学会で皆感銘を受けていたようです。少林寺拳法グループ総裁 宗由貴氏による文化講演1「人はひとを幸せにするために生まれてくる」において、武道のイメージの強い少林寺拳法が互いを思いやる精神を育むための修行であることや、2025年問題に取り組んで、高齢者の健康増進に活用されていることが語られ、皆さん驚かれたのではないでしょうか。教育講演は13題企画し、脳神経外科全般に亘りスタンダードを学べることを目的としましたが、素晴らしい講師の皆様によってスタンダードどころではなく大変高いレベルの内容のものだったため、コメディカルの皆さんには少し難しかった部分があったかも知れません。シンポジウム1の「人口減少・超高齢化社会における脳神経外科医の役割」では、大規模脳神経外科病院から中小規模脳神経外科病院の方々に、それぞれの立ち位置で講演をしていただきましたが、立場は異なるものの、脳神経外科医の関りはより大きくなるだろうという我々にとって明るい展望も示唆されました。シンポジウム10では、「脳血管内治療(血栓回収)」というテーマで行われましたが、2000年から厚生省(当時)が行った国民健康づくり運動、即ち「健康日本21」の中に、脳梗塞への積極的治療が打ち出されて久しかったのですが、最近やっと形になってきたようです。シンポジウム11の「MRガイド下集束装置超音波治療の現状と展望」では、この装置がすでに薬事にとおって、現在は本態性振戦の治療に用いられているが、今後は脳腫瘍、てんかんなどへの応用も考えられているとのことで、治療の選択肢として将来性を感じました。ランチョンセミナー6の広島大学歯学部栗原英見教授の「歯周病は脳血管障害と関連するか?」という講演は、意外と我々が知っていなくて大変興味深い内容で、今後、医科歯科連携の重要性を感じさせるものでした。今回一般演題は、336題と多数の応募をいただきました。いずれも、脳神経外科医療の質と安全性の向上を目指す各医療機関の努力の様子が伺えるものでありました。
最後に本学会を開催するにあたり、高倉公朋理事長を始め、協会の理事役員及び事務局の皆様、講師・座長を務めてくださいました諸先生方、協賛企業の皆様等、多くの方々の御指導、御支援、御協力をいただき、改めまして心より厚くお礼を申し上げます。

第20回日本臨床脳神経外科学会 会長
医療法人光臨会荒木脳神経外科病院 理事長
荒 木  攻


第11回日本病院脳神経外科学会 学会報告

第20回日本臨床脳神経外科学会は、2017年7月15日(土)・16日(日)の両日、荒木 攻会長によって広島市平和記念公園内にある広島国際会議場で開催されました。学会のテーマは「2025年問題に向けて−脳神経外科のあり方を展望する−」でした。
2025年には超高齢化社会をむかえ、脳神経外科の臨床も大きく変わっていきますが、それを見据えた講演や演題が多く、時節に相応しいすばらしいテーマであったと思います。学会の演題は336演題、文化講演は宗 由貴氏「人はひとを幸せにするために生まれてくる」と久保 善博氏「古名刀再現への挑戦〜科学する刀鍛冶〜」の2題で、特別講演3題、教育講演13題、シンポジウム11テーマ、ランチョンセミナー5題と非常に豊富で、センスの良い企画をして下さいました。宗 由貴氏の文化講演では、日本人が忘れてはいけない「ありがとう」の言葉の大切さなど心に響く内容でした。また、国際平和文化都市広島ならではのプログラムとして「ヒロシマは私たちに何を語るか」の演題で市民公開講座を企画されました。
学会を通じて、それぞれの分野における日本最高レベルの講師やシンポジストを揃えてくださり、脳神経外科を中心にした臨床やチーム医療の大切さを学ぶと同時に、人類史上初めての原爆投下がなされた地での学会で、平和の尊さを学び、平和であってこそ、医療の発展も、人の幸せもあるのだと感じさせていただきました。私も学会の名札を提示して広島平和記念館へ入場させて頂き、原爆に遭われた人々の悲惨な姿の記念資料を拝見しましたが、改めて核廃絶・平和の尊さを伝えていかねばと思いました。
荒木会長は「この学会は医師のみならず、歯科医師、薬剤師、看護師、リハビリ療法士、診療放射線技師、臨床検査技師、栄養士、医療ソーシャルワーカー、事務職員などこれからのチーム医療を支える現場で支える多職種が一堂に会する学会です。自己の専門性を高めることに加え、多職種の発表を聴き、論議に参加することによってよりよい医療を提供できるようになると信じています。」と会長挨拶で語られておられましたが、目的が十分に果たされた学会であったと思います。
第20回日本臨床脳神経外科学会大会を企画・運営して頂きました、荒木 攻会長と学会を支えて下さった荒木脳神経外科病院のスタッフの皆様、学会をサポートしてくださった多くの皆様に心より感謝申し上げます。

財団法人操風会 岡山旭東病院 院長
土井章弘



第21回日本病院脳神経外科学会のご案内

第21回日本臨床脳神経外科学会を、2018年7月14日(土)・15日(日)の両日、金沢市で開催いたします。

いま我が国は世界に先駆けて少子高齢化社会が進行する中、従来の社会体制の変革が避けられない情勢となっています。そこで登場したのが地域包括ケアシステムであり、医療は役割分担と連携に基づく地域完結型を目指し、高い効率性が求められていきます。そのためには従来の医師主導型には限界があり、これから先、総ての医療職は多職種協働医療へ向けた意識改革が必要になります。幸い、本学会は医師、看護師、コメディカル、事務職、全ての職員が参加できる開放型の学会として特異な発展を遂げてきました。本学会こそが脳神経外科領域の全医療職が集い、知見と経験を共有し合い、より理想的な患者中心の医療を創造できる唯一の機会と期待されます。

このことから、今回の大会テーマを「脳神経外科における多職種協働医療の実現」といたしました。また、医療は時代や制度を超えて、患者と医療職が「信頼と満足」で固く結ばれることが理想と考えられることから、サブテーマを「信頼と満足の医療を求めて」としました。本学会に参加される全職種の方々がお互いの思いや考え方を理解し合い、患者中心の多職種協働医療の実現に向けた確たる手がかりを掴んで頂ける学会にしたいと考えております。

プログラム構成については、実行委員会において鋭意準備中であり、大会テーマの趣旨を十分に反映した内容にしたいと考えております。シンポジウム等では、学会員の皆様にも演者をお願いすることになると思いますが、その際にはご協力を切にお願いいたします。

7月の金沢は梅雨のさなかですが、「加賀百万石の城下町」金沢には、それを忘れさせる魅力が一杯です。手前味噌ですが、「観て良し、食べて・飲んで良し、歩いて良し」の良しづくめの観光地は日本広しといえども金沢をおいて他にないのではと自負しております。例えば、時間の合間に美術ファンは県立美術館や金沢21世紀美術館に足を運ばれたり、日本三大名園の一つとして有名な兼六園を散策されたり、武家屋敷や東茶屋街、金沢城跡などの名所旧跡を訪れるのも良いでしょう。また、「百万石の台所」近江町市場で買い物を楽しむことも、北陸最大の歓楽街」香林坊・片町で夜は職員同士の親睦を高めることも、良い思い出になることでしょう。少し足を伸ばせば、リアス式海岸の美しい能登半島の観光を楽しめます。とにかく枚挙にいとまのないくらい魅力に溢れた町が金沢です。

それでは、金沢脳神経外科病院の職員一同、皆様のご参加をお待ちしております。

第21回日本臨床脳神経外科学会
会長 佐藤 秀次
医療法人社団 浅ノ川
金沢脳神経外科病院 院長





2017年7月15日(土)に第20回日本臨床脳神経外科学会にて総会が開催された。

  1. 第20回日本臨床脳神経外科学会会長 荒木 攻先生 ご挨拶
  2. 会計報告
    1. 第19回学術集会収支報告
      関東脳神経外科病院 清水庸夫先生より報告があった。
    2. 事務局会計報告
      日本臨床脳神経外科協会事務局より報告があった。
  3. 理事会報告
    2017年7月14日(金)に第20回日本臨床脳神経外科協会理事会が開催され、出席21名、10名の委任状提出があり、理事会は成立。
    1. 第19回学術集会の収支報告があり、承認された。
    2. 日本臨床脳神経外科協会事務局より会計報告があり、承認された。
    3. 第21回学術集会会長、佐藤秀次先生よりご挨拶があった。
    4. 第22回学術集会会長が土井章弘先生であることが確認された。
    5. 第23回学術集会会長に甲府脳神経外科病院 篠原豊明先生が推薦され承認された。
  4. 次期学術集会案内
    第21回学術集会会長 金沢脳神経外科病院 佐藤秀次先生より、2018年7月14日(土)〜15日(日)に石川県立音楽堂、ホテル日航金沢、ANAクラウンプラザホテル金沢にて、第21回日本臨床脳神経外科学会を開催するとのご挨拶とご案内があった。


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