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第21回日本臨床脳神経外科学会を2018年7月14日(土)・15日(日)の両日、石川県立音楽堂(コンサートホール)、ANAクラウンプラザホテル、ホテル日航金沢で開催しました。一週間前に集中豪雨が西日本を襲い、各地で交通網が寸断され、甚大な被害が発生したため参加者への影響が心配されました。しかし、全国から約1200名の医師や看護師、コメディカル、事務職の方々の参加があり、盛況のうちに二日間の日程を終えました。ここで少し学会を振り返ってみたいと思います。
唐澤剛内閣官房地方創生総括官、粟貴章野々市市長、嘉山孝正日本脳神経外科学会前理事長そして安田健二石川県医師会長による開会式の祝辞に続いて、不肖私が会長講演を行いました。その中で、本大会テーマのキーワードである多職種協働医療について、「チーム医療の基盤をなす理念であり、互いを尊重し、成長し合う心を育む医療である。そこにあるのは役割分担であり、職種の優劣はない。」との持論を述べました。特別講演は鈴木康裕医務技監による「医療の構造改革 変わるのは、今だっ!」と小川彰岩手医科大学理事長による「働き方改革と日本の医療の未来」の二題。まさに今が旬のテーマであり、私どもの目の曇りが払拭された思いです。文化講演は山出保前金沢市長の「歴史伝統と文化のまちづくり」、十一代大樋長左衛門氏の「’霊性’日本の工芸は何故特別なのか?」、そして水波誠北海道大学院理学研究院教授の「微小脳と巨大脳:昆虫脳とヒト脳の共通起源と進化」の三題。いずれも興味津々な内容であり、時が経つのを忘れて聞き入ったのは私だけではなかったろうと思います。また、それぞれの分野で医療界をリードする演者による教育講演が13題あり、参加者は専門知識をアップデートできたと思います。シンポジウム(S)は8テーマ(発表32題)で行われました。S1は働き方改革、S3は新専門医制度の問題を取り上げ、活発な議論が展開されました。特に、S3では貞本和彦先生から3点学会の存続意義が強調されました。S5では医師事務作業補助者の多職種協働医療への貢献が各立場から述べられ、今後の役割に大きな期待が寄せられました。特別企画では地域包括ケアシステムにおける認知症ケアについて多職種の発表があり、唐澤総括官から地域包括ケアの多世代ごちゃまぜ共生社会しか選択の余地はないとの認識が示されました。さらに、ランチョンセミナー12題(講演14題)があり、紙面の都合で全てを紹介できないのが残念ですが、参加者は大いに教養を深め、専門知識をリニューアルし、各分野における最先端のチーム医療を学ぶことができたと思います。口演・ポスターの一般演題は342題あり、活発な議論が展開されました。大会初日の懇親会は、ひがし茶屋街の芸妓衆による和太鼓と舞で開宴し、宴も佳境に入ったところで、幕開けとは対照的に能都地方に伝わる無形文化財で荒々しくダイナミックな御陣乗太鼓の舞台に参加者の目は釘付けになりました。また参加者は石川県の銘酒と料理に舌鼓を打ち、石川県の芸能文化と食を大いに堪能された様子でした。
最後になりますが、高倉欣朋理事長が体調を崩され、出席頂けなかったことは大変残念でした。学会開催にあたり、ご協力ご指導頂きました協会理事役員、事務局の皆様、講師座長を務めて頂きました諸先生、協賛企業の皆様、関係各位に心より御礼申し上げます。

第21回日本臨床脳神経外科学会 会長
医療法人社団 浅ノ川 金沢脳神経外科病院 院長
佐藤 秀次


第21回日本病院脳神経外科学会 学会報告

第21回日本臨床脳神経外科学会は2018年7月15日(土)、16日(日)の両日、佐藤秀次会長(金沢脳神経外科病院 病院長)のもと、新幹線金沢駅前の石川県立音楽堂・ANAクラウンプラザホテル金沢・ホテル日航金沢の3会場にて晴天に恵まれる中、盛大に開催されました。学会のテーマは「脳神経外科における多職種協働医療の実現―信頼と満足の医療を求めて―」でありました。
学会参加者は1200名を超え、大会長講演に続いて特別講演2題、文化講演3題、シンポジウム8題、教育講演13題、ランチョンセミナー12題、特別企画、一般演題235題およびポスター発表106題と活況に満ちた多彩な講演、発表がありました。
大会長講演では脳神経外科的疾患の手術および治療だけでは病院経営が厳しい時があったが、腰椎変性疾患へのMD法の考案と多職種間の良好な協力関係を築くことによって腰痛治療難民を救うことができ、かつ脳血管内治療の採用により病院が大いに発展することができたことを講演されました。文化講演では前金沢市長の山出保様が金沢は600年もの間、戦火に見舞われることがなかったためスイスのチューリッヒと並ぶ世界でも稀な歴史的景観を有する都市であること等を講演されました。特別講演では小川彰元岩手大学学長が「働き方改革と日本の医療の未来」と題して講演され、夜間救急や生涯学習をしなければならない医師、応召義務のある医師に働き方改革を強いれば医療崩壊を招く危険性があることを講演されました。シンポジウムでは新専門医制度が医師偏在、地域医療崩壊の解決策の一環として議論された後に施行となったが、現実には中小の民間病院が苦境に立たされかねないことを危惧する由の講演がありました。ランチョンセミナーの一つアミロイドPETでは11年間の臨床経験およびその有用性を湘南厚木病院畑下鎮男先生が講演されました。一般演題では今後、ますます必要度が高まる医師の事務作業を補助する医療秘書の役割に関する発表が、リハビリ系では話題のロボットスーツHALの使用経験、有用性に関する発表などがありました。
そして当学会の楽しみでもある懇親会では京都と並び称される金沢ならではの大変上品な金沢芸妓の舞や石川県無形文化財に指定されている輪島の御陣乗太鼓が勇猛果敢に披露されるなど、素晴らしい伝統芸能を堪能することができました。
第21回日本臨床脳神経外科学会大会を企画実行された佐藤会長をはじめとする金沢脳神経外科病院の職員の方々や学会をサポートしてくださった皆様には深甚なる敬意と感謝を申し上げます。

後記 甲府脳神経外科病院 理事長 篠原 豊明



第22回日本病院脳神経外科学会のご案内

この度、第22回日本臨床脳神経外科学会を2019年7月20日(土)・21(日)の2日間、岡山市にて開催させていただくこととなりました。
これからの医療を支えていくために、脳神経外科領域を中心として、医師だけではなく、パートナーとしての看護部門(看護師・介護福祉士)・診療技術部門(薬剤師・放射線技師・臨床検査技師・リハビリテーションスタッフ)・事務部門などの多職種が各々重要な役割を担い、地域包括ケアシステムを構築していくことが期待されています。
第22回の学会テーマは、「地域包括ケアシステムの中での脳神経外科と多職種・他診療科との協業〜心をひとつに〜」とさせていただきました。脳神経外科の専門医をはじめ、他診療科の医師、コメディカルスタッフ、事務職が一堂に会して、これからの超高齢社会おける脳神経外科領域を中心とした地域医療のあり方と社会貢献について討論できれば幸いです。
多職種でのチーム医療は既に定着しておりますが、脳神経内科はもちろん、整形外科や形成外科、リハビリテーション科、精神科、放射線科など他の診療科と脳神経外科の協業が求められています。パートナーとして協業するためにはサブテーマで掲げる「心をひとつに」が欠かせません。
「心とは何か」医療における「心」の大切さについて異論をはさむ人はいないと思います。本学会では、埼玉医科大学脳神経外科名誉教授 浅野孝雄先生の基調講演や、元黒住教六代教主(黒住宗晴氏)の日本の神道から見た心のあり方などの講演を通じて、日本人の「心や文化」についても考える機会になればと思っています。
会員の演題、教育講演会、シンポジウム、ランチョンセミナーを通じて、多くの学びを共有して、地域包括ケアシステムの中で、それぞれの垣根を超えて、心ひとつに協業していける道筋を見いだせる学会になることを期待しています。
7月21日(日)午後には、会員と共に学ぶ市民公開講座を企画しています。講師に山海嘉之氏(CYBERDYNE社長・筑波大学教授)をお招きして「(仮題)サイバニックスで未来を拓く」というテーマでご講演をいただく予定です。また、元女子マラソン選手で、バルセロナ五輪銀メダリスト・アトランタ五輪銅メダリスト有森裕子氏をお招きして、「二度とやってこない一瞬一瞬を精一杯生きること(仮題)」のご講演も頂く予定にしています。市民と共に素晴らしい一日を過ごして頂きたいと思います。
多くの会員の皆様に演題をもって参加していただき、参加型の学会になりますようプログラムを作成していきたいと思います。
この学会参加を通じて、互いに職種・医療機関を超えた交流が進むことを期待しています。心からお待ちしております。

第22回日本臨床脳神経外科学会
会長 土井 章弘
財団法人操風会 岡山旭東病院 院長





2018年7月14日(土)に第21回日本臨床脳神経外科学会にて総会が開催された。

  1. 第21回日本臨床脳神経外科学会会長 佐藤 秀次 先生 ご挨拶
  2. 会計報告
    1. 第20回学術集会収支報告
      荒木脳神経外科病院 荒木 攻先生より報告があった。
    2. 事務局会計報告
      日本臨床脳神経外科協会事務局より報告があった。
  3. 理事会報告
    2017年7月13日(金)に第20回日本臨床脳神経外科協会理事会が開催され、出席22名、9名の委任状提出があり、理事会は成立。
    1. 第20回学術集会の収支報告があり、承認された。
    2. 日本臨床脳神経外科協会事務局より会計報告があり、承認された。
    3. 第22回学術集会会長、土井章弘先生よりご挨拶があった。
    4. 第23回学術集会会長が篠原豊明先生であることが確認された。
    5. 第24回学術集会会長にもとぶ野毛病院 上田裕一先生が推薦され承認された。
  4. 次期学術集会案内
    第22回学術集会会長 岡山旭東病院 土井章弘先生より、2019年7月20日(土)〜21日(日)に岡山コンベンションセンターにて、第22回日本臨床脳神経外科学会を開催するとのご挨拶とご案内があった。


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