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第2回臨床脳神経外科学会会長
日本病脳神経外科協会常任理事

朝倉 哲彦
 日本病院脳神経外科協会の第2回学術大会を予想を上回る参加者を得て盛況裡に終わることができ、主催者の一人としてほっとしているところです。また、関係の皆様の心温まるご支援につくづくと感謝しているとろこです。
 事実上はじめての学術集会であったので、どれほどの演題が集まるのか、最終段階まで不安でありました。また首都圏から遥かに僻遠の地での開催であったので、どれほどの演題が参加者が集まるのか、これは当日の夜まで予測できず心配でした。ところが一般演題80という盛況で、参加者は地元のスタッフをあわせて370を超すほどでありました。会員諸子の熱情に深く敬意を表した次第です。
 20世紀最後の年の学術集会であったので、テーマを「21世紀への展望」をし、もうそこまで来ている21世紀の脳神経外科医療がいかにあるべきかを模索したわけです。

 医療技術は今世紀に急速な進歩を遂げ完成に近いものもあります。しかし、それは一方で高額の医療費を必要とします。国公立でもなく、赤十字や済生会などのような経営母体を持たないわれわれ私的医療機関が、経営難を克服しながら高度先進医療を取り入れ、最高・最良の脳神経外科医療を地域に如何に提供して行くか、至難の業でございます。
 この学術集会ではそのような観点から、大学病院、公立病院、私的医療機関、行政、立法それぞれの分野からこの協会の活動目標に理解があり寄与していただける方々に、全体講演をして貰いました。それに加えてアメリカの脳神経外科の実状を三人の脳外科医に話して貰いました。そのあとで、全員のパネル・ディスカッションで「21世紀を忌憚なく睨んで」もらいました。大きな収穫であったと存じます。
 さらに一般演題は診療部門、薬剤・栄養部門、看護部門、放射線部門、リハビリ部門、医事部門に分科して討議を行いました。これがまた熱気粉々たる状況でまことに頼もしく嬉しく存じました。この状況こそ来るべき21世紀の脳神経外科医療を象徴していると思いました。すなわち、個々に発展した医療技術を21世紀には医師だけでなく医療従事者全体が一致団結して実行するところに最高の医療を提供できる可能性があります。全体で演奏するオーケストラです。
    


●シンポジウム

●学術研究発表
 
  病を得た、災害に遭ったという患者さんの不幸の上に、この国に生まれたがために、最高・最良の医療が受けられないという不幸を重ねてはなりません。 病を得たけれども、災害に遭ったけれども、この国に生まれたが故に最高・最良の医療を受けられるという幸せな状況を作らねばなりません、医療従事者の努力はもちろんですが、行政、立法など日本社会の全体が真剣に取り組まなくてはなりません。そこに私は21世紀医療の理想像が見えてきます。
 第2回学術集会を準備・運営するに当たって、ほうんとうにいろんな方面の方々にお世話になりました。私の生涯で最も嬉しいことでありました。いちいち申し述べられないので、ご芳名を抄録集に掲載致しました。お礼状を差し上げたのでありますが、ここで改めて御礼を申し上げます。有難う御座いました。
   
●会員懇親会




日本病院脳神経外科協会常任理事
北原 茂実
 佐野理事長の命により、昨年からオブザーバーとして外保連に参加していましたが、去る6月15日の総会で当協会は正式な加盟学会として認められました。外保連の名前をご存じない会員の方も多いと思いますが、外科系学会社会保険委員会連合会の略で,国民が適切な医療を受けられ、なおかつ医療が健全に発展するよう医療保険を適正化すると共に現行制度の中で速やかに改善を要する問題の解決を図ることを目的に設立された団体で、設立の理念において当協会とかなり近い部分があります。39の加盟学会から3名ずつ推薦された委員によって構成され、手術、処置、検査、規約の各小委員会に別れて活動しています。具体的な活動内容としては、保険診療点数に関して独自の算定方式による外保連試案を5年ごとに作成して発表したり、診療点数の改定がある毎に各学会の要求を改正要望書にとりまとめ厚生省と日本医師会に提出したりしています。
来年の改定に対しても要望書の提出が予定されており、当協会としても準備不足の嫌いはありましたが血管内膜はくり術や血管内手術に関する要望を出させていただいています。私自身今まではオブザーバーとしての参加だけで小委員会には所属してませんし、実際に外保連がそのような仕組みで運営され、どの程度の力を持っているのか良く理解できていない面がありますが、先の厚生省のDRG試案作成に関して外保連委員が学会側の代表を務めたことからもそれなりに評価が確立いている組織と思います。しかるに従来この外保連に脳神経外科領域からは3名の委員が参加されていましたが、それぞれに多忙なこともあり出席率はあまり良くなかったようです。また脳神経外科全体がこういった活動に対してあんまり積極的でなかったことも反省すべきかもしれません。それが今回当協会が加盟を許されたことにより、脳神経外科として計6名の委員を送り込めることになり、一致協力することで脳神経外科の発言力が強まると同時に、ともすれば忘れられがちだった民間病院の立場が反映されるチャンスが生まれたわけで、一応は喜ぶべきことと思います。
  脳神経外科学会が学術主体の団体であるのに対し、当協会は安心してきちんとした脳神経外科医療が提供できるような環境を整備するのが責務なのではないでしょうか。とすれば年1回の会合だけでなく、保険委員会の機能を強化して民間病院の考えを集約し、積極的に国民および行政に訴えていく体制を作りあげなければ当協会の存在意義を問われることになりかねません。近日中に太田保険委員長を通じて協会保険委員会の役割を再考すると同時に、外保連委員3名の選出とその役割分担を決定していただこうと思っていますが、この点についてご意見のある方は保険委員長までご連絡いただければ幸いです。また、特に東京周辺の会員の方には外保連活動へのご協力をお願いしたく思います。もう一度協会設立の初心に立ち返って、脳神経外科医療の明るい未来を実現するために頑張ろうではありませんか。




日本病院脳神経外科協会常任理事
保健医療委員会 委員長

太田 浩右
 現在、第4次医療法改正と来年4月の診療報酬改訂見直し作業が進んでいます。当委員会として、現在、中医協診療報酬基本問題小委員会の診療報酬体系の見直し作業で検討されている、おおよそ次の10項目について認識しておく必要がある。
? インフォームドコンセント、診療計画の作成、時間をかけた適切な説明、薬剤に関する情報提供、説明の為の時間の評価について ? 療科特性、技術難易度等、点数の定量化への対応の方向性について ? 医師の記述差異の評価方法について ? 高度先進医療のあり方と保険適用ルールの透明化と迅速化について ? 予防的医療のあり方について ? 薬剤等の管理コストの診療報酬への反映について ? 診療情報(記録)管理に対する診療情報点数に対する対応について ? 現行の診療報酬にキャピタルコスト反映の問題 ? 患者データの共有化について ? 保険証のICカード化について
 中でも、インフォームドコンセントに要する時間の評価について、及び診療科特性、技術難易度等の点数化の定量化の対応と方向性についてが大きなテーマである。診療科特性と技術難易度については、心臓血管外科と比較したところ(資料)、脳血管撮影は心臓カテーテル検査に比べてはるかに難易度が高いといえるが、検査点数は大変不合理。血栓溶解術は心臓では認められているが、脳血管では指導により血管造影検査の点数で請求しいる。血管内治療の風船療法については、心臓に比べて、脳のほうが安い。ステントの問題等、他にもあると思いますので、意見をまとめ、早い段階で外保連、日本医師会、厚生省に要望を出す必要性がある。
 高額レセプトの件について心臓血管外科は厚生省保険局長からの通達文132号により、資料添付が必要となる高額レセプトの合計点数について、「特定保健医療材料に係る点数を除いた合計点数」となっている。脳外科も協会として強く要望していきたい。
 その他、北原委員には当協会を代表として外保連に出席されており、外保連より依頼のあった本年度診療報酬改訂要望書作成のため意見取りまとめを行うこととなった。渡邉委員には日本脳神経外科学会の保険医両家等委員会の委員長に就任されたので、当委員会との連携を寄り密に行うこと確認した。
 今後、アンケート等により保健医療に関する会員の声を定期的に集めることとした。ご協力をお願いする。

資料

 脳血管内手術(コイル) 26,200点    
 血管拡張術(頚部ステント) 12,700点  経皮的冠動脈ステント留置術 17,200点
 経皮的脳血管形成術(バルーン) 16,000点  経皮的冠動脈形成術 17,100点
 血管塞栓術 13,800点  血管塞栓術 13,800点
 血管撮影(頭部) 3,140点  血管撮影(心臓) 5,400点
 血管撮影(血栓溶解) 3,140点  冠動脈内血栓溶解療法 7,800点
※脳血管内血栓溶解法は指導により血管撮影で請求



平成11年7月16日(金) (於 宮崎ワールドコンベンションセンターサミット 4階アイボリールーム)
                                           出席理事12名、委任状受理5名  
 

【議題1】 学術集会名称変更の件
      佐野理事長より、経過について、名称を変更しなければ、本会の活動そのものが継続し難い旨
      説明があり、日本病院脳神経外科協会の学術集会であることから、日本病院脳神経外科学会
      また英文名には定冠詞をつけてThe Annual Congress of the Japan Association of Neurosur
      gical Clinicsと、変更することが承認された。

【議題2】 次期学術集会会長選任の件
      渡邉一夫先生が推薦され、承認された。福島県郡山市にて、7月20日頃開催の予定。

【議題3】
 次次期学術集会会長選任の件
      太田浩右先生が推薦され、承認された。開催地は岡山または広島の予定。

【議題4】 その他 
      ? 当会の顧問として、下記の先生方に委属し、快諾をいただいた。
          衆議院議員 木村義雄先生   衆議院議員 桧田仁先生
      ? 事務局より会計報告
      ? 新理事に以下の4名の先生方が推薦され、理事会の承認を得た。
          和昌会貞本病院      貞本和彦先生
          関東脳神経外科病院   清水庸夫先生
          旗の台脳神経外科病院  沖野光彦先生
          永冨脳神経外科病院   永冨裕文先生
      




第3回日本病院脳神経外科学会会長
日本病院脳神経外科協会理事
渡邉  一夫
 第3回日本病院脳神経外科学会を人口35万人の福山県郡山市にて開催することになりました。中小都市で地域医療に活躍されている皆様にはなじみが深いのではないかと思います。
 第58回日本脳神経外科学会総会が1999年10月27日から29日まで東京大学脳神経外科教授の桐野高明会長のもと盛大に東京の国際フォーラムで開催されましたが、シンポジウムの中で、「日本の脳神経外科専門医5,000人時代を迎えて多いか?」と「医療保険問題と脳神経外科医療」と思いきった企画がなされ、多くの問題提起をされた討論になりました。まさに、私たち第一線で救急を中心にして脳外科医療を行っている現場の多くのスタッフが、一丸となって今後の将来を検討していかなければならない時期に来ております。
 時期、機しくも地球規模で激動の時代を迎えるであろう2000年の7月19日(水)、20日(木)、21日(金)に脳神経外科医と看護

婦、技師、事務関係、その他co-workerの皆様との一大学会を開催することは、極めて意義深いものと感ずる次第です。
 また、この学会では、日本病院脳神経外科学会のメンバーの多くの先生方にもご参加いただき、全日本的レベルで会を盛り上げてまいりたいと考えております。
 シンポジウムも7名の先生方に次の演題でお願いしております。

   1. 済生会 熊本病院 院長 須古博信先生    『脳神経外科とクリニカル・パス』
   2. 医真会 八尾総合病院 院長 森功先生 『医療事故とその対策』予定
   3. 札幌医科大学 脳神経外科 教授 端和夫先生 『未破裂脳動脈瘤』
   4. 山梨医科大学 脳神経外科 教授 貫井英明先生 『脳死と臓器移植』
   5. 北里大学 教授 養老猛先生 『脳の時代』
   6. 静岡県立大学 看護学部 教授 矢野正子先生 『21世紀のNursing』予定
   7. 医療法人近森会 近森リハビリテーション病院
     リハビリテーション科 科長 石川誠先生
『脳神経外科とリハビリテーション』

 その他、「21世紀の病院経営」、「脳神経外科病院の生き残り戦略」など、皆様が是非知りたいと思われているセッションを企画してみたいと思っています。また、会場には、医療機器からリハビリ、福祉用品まで多くの展示を予定しています。モーニングセッション、ランチョンセッションも興味ある内容で盛り込みたいと思っています。
 各分野の多くの皆様からの演題応募を歓迎致します。奮ってご参加ください。後日、ポスター及びご案内を送付致します。

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