JANS Clinics 日本臨床脳神経外科協会
jansclinics.com
 


TOP PAGE
学会のご案内
協会について
保健医療委員会
診療所部会
News Letter
入会案内
 
お問い合せ
jansclinics@mx8.tiki.ne.jp






 
第3回日本病院脳神経外科学会は、渡邉一夫会長のもと福島県郡山市安積町のビッグパレットふくしまを会場として「21世紀の脳外科」をメインテーマに、7月19日から21日まで開催されました。
  期間中延べ2,500人の参会者があり、医師のみならず、脳神経外科に関わる全ての職種の人々が、いかにこの学会に対して高い関心を持っていたかが覗えました。
 19日には、北里大学 養老孟司教授による市民公開講座「脳の時代」が開かれ、広い会場に学会参会者のほか一般市民がつめかけ、1,000人の聴衆でほぼ満杯の状態でありました。このほか、2つの特別講演と2つのシンポジウムも会場が満員となる盛況でありました。しかし、会の進行が大変タイトになってしまい、質疑応答の時間が充分にとれず、参会者の方々にとっては、いささか消化不良気味ではなかったかと反省しています。
 一般演題に関しては、各職種の垣根を取り払い、セッション毎のテーマに対して、いろいろな角度から討論できるようにプログラムを作成しました。各々の演題を通して、医師、看護婦(士)、技師、事務員等の人々が、今、現在、どのような問題を抱え、それに対してどのように対処しようとしているのか、また未来に対して、どのような関心を持っているのか、参会者がお互いに理解を深め合っていただけたなら幸いであります。

●B会場

●市民公開講座



平成12年8月4日 日本病院脳神経外科協会 保健医療委員会

 保健医療委員会は脳神経外科医療における診療報酬上の矛盾と問題点の調査・検討を始めました。
 我々は単に新しい治療法を認めてほしいとか,既存の保険点数を上げてほしいといっているのではなく脳疾患の治療の効率化と質改善により脳障害後遺症をその入り口において予防軽減し、以って患者の幸せを追求する権利を保障し、結果として医療費を節約することを目的としている。
 そのためには、高い治療効果がすでに明らかであり、学会でも臨床現場でもその有効性を十分認められており、なお且つ海外ではすでに一般的な治療となっているにも係らず、日本では未だ認められていない治療法については、その不自然、不平等を早急に解消すべきである。
 診療科特性からみて脳神経外科医療に対する保険診療における客観的評価には問題が大きいと言える。中でも、厚生省は心臓血管の治療には迅速に対応されているが、頚部および脳血管の治療に関しては随分とその認識に遅れがあり、心血管障害の治療との格差は大なるものがある。心臓と脳の間になぜこのような(資料1)格差があるのか厚生省においては、格差のエビデンスを明らかにさせて頂く必要がある。故小渕前総理の悲劇を二度と繰り返さないよう、まずは頚部血管、脳血管のカテーテルによる血栓溶解療法から早急にこれを保険で認めるべきである。
 また、手技料に比して、特定保健医療材料の価額はあまりにも高額であり(資料2)、その高額な外国製の医療材料を使う手術手技については、比較的安易に新設が認められているようであり、不自然さを感じざるをえない。このような高額な医療材料を使用した場合の診療報酬明細書については、平成10年10月28日保発第132号に示された「心・脈管に係る手術の内、35万点以上のものは特定保健医療材料を除いた合計点数をする」に準じた措置を要望したい。
 以上述べたことは、脳神経外科医療における診療保険点数の矛盾の一部に過ぎない。この度日本病院脳神経外科協会の保健医療委員会は、次の項目について速やかな改善を要望する。

1. カテーテルによる脳血管造影検査
   心臓における血管造影検査と同等の点数付与
2. 頚動脈および脳血管血栓溶解術
   心臓における血栓溶解術と同等の点数付与
3. 経皮的頚動脈および脳血管形成術(ステント使用)
   心臓における血管形成術と同等またはそれ以上の点数付与
4. 病状等によってCEAとPTAの治療法を選択できるようにすべきである
   CEAのコストを手術の難易度に見合った点数に上げる
   くも膜下出血後等における血管攣宿に対する血管内治療は、PTAとして算定する。
5. 定位的脳内血腫除去手術の点数化を図る
6. 同術野の複合手術の加算への配慮
   3個以上の動脈瘤手術
   V-Pシャントを伴う頭蓋形成術
   血管吻合を伴う頭蓋底腫瘍摘出術やEMSなど
7. 難易度の高い顔面痙攣に対する微小脳血管減圧術の点数の見直し
8. その他

                                   文責:太田浩右



平成12年7月19日(金)≪於 ビックパレットふくしま 4階プレゼンテーションールーム≫
                                    出席理事14名、委任状受理7名
議題1 第2回学術集会収支報告
      朝倉哲彦先生より報告があり、承認された。

議題2 事務局会計報告
      松井孝嘉先生より報告があり、承認された。

議題3 理事および監事の選任について
      理事および監事の選任についての細則作成のため、委員会が発足された。
       5名の先生方が細則作成委員に推薦され、承認された。
          和風会加世田病院         朝倉哲彦先生  
          北原脳神経外科病院       北原茂実先生
          中村記念病院            中村博彦先生  
          日本脳神経研究所・松井病院  松井孝嘉先生
          総合南東北病院          渡邉一夫先生

議題4 次次期学術集会会長選任の件
       清水鴻一郎先生が推薦され、承認された。

議題5 脳外科における急性期リハビリの件
      診療報酬改訂が行われたが、厳しい制限があるため、日本リハビリテーション病院・
      施設協会と日本病院脳神経外科協会が協力して、制限緩和を厚生省に働きかける
      ことになった。
      日本病院脳神経外科協会の代表として、3名の先生方が推薦され、承認された。
          総合南東北病院        渡邉一夫先生   
          北原脳神経外科病院     北原茂実先生
          新さっぽろ脳神経外科病院  中川俊男先生

議題6 その他
      保険医療委員会にて、大型・高額の医療機器の購入価格・メンテナンス料金問題に
      ついて情報を集め、報告する。日本病院脳神経外科協会においても、この問題や急
      性期特定病院の問題に当たっていく。


2001年7月20日(金)〜21日(土)
会場 福山ニューキャッスルホテル
会長 太田浩右 日本病院脳神経外科協会 常任理事 保健医療委員会 委員長
 日本病院脳神経外科協会は、厳しい医療環境の下で、脳神経外科を標榜する病院・診療所が連携を深め、より質の高い医療水準の向上をめざし、平成10年、東京大学名誉教授 佐野圭司先生の呼びかけにより設立されました。
 設立以来、会員相互の情報交換や学術交流の場として学術集会を重ねて参りましたが、来年度第4回学術集会を広島県で2番目の人口規模を擁する福山市で開催する運びとなりました。
 脳外科医は、日々多忙の中にあって、わが国の急性期医療,とりわけ脳卒中と外傷救急医療を支えて参りました。しかし、脳神経外科医療には常にMRI、CT、DSA等大型かつ高額医療機器を必要とし、しかもこれら機器に対する技術革新はめざましく、最新の医療水準を維持するための機器の更新には多額の負担を伴なっています。また、特定医療材料の使用に係る手技料等も他料との矛盾があるなど、多くの課題が顕在化しております。
 加えて、近年は産科と並び脳神経外科に係わる医事紛争もトップにあり、脳神経外科のスタッフへのストレスも増加の一途を辿っております。
 第4回学術集会では、このような状況の下にあって、テーマを、――――――――
? 脳神経外科医療とリスクマネジメント
? 脳神経外科医療と診療報酬の矛盾

とし、具体的にはリスクマネジメント対策について先進的取り組みを行っている異業種の方々の参画を得てのシンポジュームあるいは医事紛争を事例とする模擬裁判の展開や先進国での事例講演会等々多様なセッションを企図いたしたいと考えております。
 この学術集会は、脳外科医はもとより、多くのコ・メディカルの方々の参加により、有意義なものとなるよう計画することとしております。
 各分野の多くの皆様の参加と演題の応募をいただきますようご案内申し上げます。
学会事務局:脳神経センター 太田記念病院
〒720-0825 広島県福山市沖野上町3-6-28
TEL.0849-31-8650 FAX.0849-28-7191
事務局長;村上宣嗣
因島大橋
会場 福山ニューキャッスルホテル

靹の浦鯛網漁(福山市鞆町)

 


Copy right 2003 The Japan Association of Neurosurgical Clinics ALL Rights Reserved
 

Back Number
協会が発行するニュースレターのバックナンバーを見ることができます。

NO.29
NO.28
NO.27
NO.26
NO.25
NO.24
NO.23
NO.22
NO.21
NO.20
NO.19
NO.18
NO.17
NO.16
NO.15
NO.14
NO.13
NO.12
NO.11
NO.10
NO.9
NO.8
NO.7
NO.6
NO.5
NO.4
NO.3
NO.2
NO.1