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医療法人 泰庸会 新潟脳外科病院
理事長・院長   新井弘之

 去る2006年7月15日(土)、16日(日)の両日、朱鷺(とき)メッセ(新潟コンベンションセンター)で開催した、第9回日本病院脳神経外科学会には、全国各地から多数の医師やコメディカルの皆様のご参加をいただき、ともあれ、和やかに、盛況裡に会を済ますことができ、職員共々今はほっとし、感謝いたしているところであります。

 「生命は地球より重い」。この言葉には、脳を脳疾患から守ることに全力を傾けている私たち脳神経外科医療人こそ、国家繁栄の根幹を担っていると申しても過言ではないと存じます。

 
このことから本学会のテーマは、「 国民の生命を守る 脳神経外科医療を育てる 」とさせていただきました。
こうした目的を達成させるための特別企画の主題の一つ、「日本医療の根本問題に迫る−現状と課題−」では、米国や英国の歩みから日本の医療で守らねばならぬ点を明確にしていただき、第2の主題「真に患者側に立つ脳外科医療とは」では、私共脳神経外科医療人が常に心すべき点について問うていただき、第3に「危機管理と医療事故・医療過誤」の重要性を、さらに第4に「脳神経外科病院に必須な病理解剖とその問題点」の主題の下で今後病院脳神経外科が目標とすべき点を、また「看護などコメディカルの方々を念頭に・・・」では、意識のみかた、脳卒中の臨床病理、脳腫瘍の管理、リハビリテーション、そして脊髄・脊椎疾患、さらには間脳下垂体の管理や看護について、また「神経活動をみる技術」では、MRI、SPECT、MEG それぞれの視点から述べていただけたことは、とても有益であったと考えております。


特別講演では、 須古博信先生に「クリニカルパスと今後の脳神経外科医療」を述べていただき、 また、 特に本協会理事長の佐野圭司先生にはてんかん外科についての貴重なお話を承ることができました。
県民への特別公開講演では、 岩田誠先生に珠玉の「頭痛の治し方」を、 また、 井形昭弘先生には「認知症の制圧をめざして」と、 夢多く語っていただき、 大いに希望を与えていただくことができました。

一般演題は 、 実に166題と多数の応募をいただき、 それぞれ4会場に分かれて、 活発な討議と発表を続けていただくこともできました。

ご協力くださいました多くの演者 、 並びに座長の諸先生、 さらには実に多数の方々がこれらの運営を陰で温かく支えて下さいましたことに尽きぬ感謝を申し上げ、 報告とさせていただきます。

平成18年8月吉日

医療法人 泰庸会 新潟脳外科病院
理事長・院長     新井弘之    

 

 
会場風景

企画講演,李先生




 
 第9回日本病院脳神経外科学会は、新井弘之会長(医療法人泰庸会新潟脳外科病院理事長・院長)のもと、平成18年7月15日(土)、7月16日(日)、新潟市の朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)にて開催された。
 私どもは、再来年の第11回(平成20年)を主催することが決まっているため、事務長、看護部長を含めた総勢8名で今回は参加させていただいた。前日の雨のせいか信濃川は増水しており、川の水面が地上に迫っていることにびっくりしながら朱鷺メッセを訪れた。朱鷺メッセは学会を執り行うには理想的な会場で、市内から近いうえに海のそばとゆう素晴らしいロケーションである。札幌のコンベンションセンターは建物は新しく大変立派であるが、市内の外れで交通の便が悪く周辺の整備も進んでいないため、第11回の本学会は私どもの病院(中村記念病院)に近いホテルロイトン札幌を使用することに決めている。朱鷺メッセの隣には新潟港があり、個人的には30年前にここから友人と佐渡島に行ったことを思いだしながらしばし感傷に耽った。
 学会会場だけでも敵わないと思っていたのに、改めてプログラムの内容の充実度に目を向けると、今までとは全く次元の違うワンランク上の学会になっていたので大変だというのが次次期会長としての本音である。もちろん昨年の厚地正幸先生の学会も素晴らしく、気合いを入れねばと期するものがあったが、今回は本当に参りましたという心境である。私の主催する学会は内容の充実度ではとても太刀打ちできないので、夏の北海道ということだけで御容赦をと今から会員の皆様にはお願いすることにした。
 学会の内容を簡単に紹介すると、テーマは「国民の生命を守る脳神経外科医療を育てる」で、会場はポスター会場を含めて6会場で、特別企画、特別講演、特別公開講座が2会場である。詳しい内容は割愛するが、著名な諸先生方をこんなに多数同時期に動員できることに感嘆した。特に、特別企画が秀逸で、第1日の「日本の医療の根本問題に迫る-現状と課題-」ではイギリスやアメリカの医療改革の失敗例を対比させ、どうして日本が経済優先の彼らの医療制度を模倣をしようとするのかを問うた内容である。
第2日の「真に患者側に立つ脳外科医療とは」は、新井会長の医療に向う姿勢が如実に示され、公的病院より民間病院の方がむしろ現実には患者側に立った医療をしていることが良く分る。当院もそうであるが、病院脳神経外科学会に属する民間病院は、患者側に立った医療を行って患者様に支持されない限り病院を存続できないのである。また、特別企画の「脳神経外科病院に必須な病理解剖とその問題点」では、新潟脳神経外科病院の研究機関としてもレベルの高さを内外に示す内容であった。高名な神経病理学者の生田房弘新潟大学名誉教授に学会で御面倒をおかけしたのは大変恐縮したが、私どもも病理解剖を通じて医療の質を高める努力をしなければならないと改めて肝に銘じた次第である。
 最後に、会の全体を通して私が最も感銘を受けたことは、新井会長を先頭に病院の職員の皆様方の心温まる歓待と配慮の素晴らしさである。本学会の成功と病院の皆様方の御尽力に改めて感謝するとともに、新潟脳外科病院が脳神経外科専門病院として卓越した存在であることを十分に理解した次第である。後に続く我々も微力ながら新井会長の意志を引き継ぎ、更に発展した内容の学会にせねばと来夏に永富裕文会長のもと別府で再会することを期して新潟を後にした。


日本病院脳神経外科協会 理事  中村 博彦




 
2006年7月15日(土) 第9回日本病院脳神経外科学会にて総会が開催された。


1. 第9回学術集会会長挨拶
2. 理事会報告

       
2006年7月14日(金)に第9回日本病院脳神経外科協会理事会が開催され、
        出席19名、18名の委任状提出があり、理事会は成立 。
      
       ?第8回学術集会の収支報告があり、承認された。
       ?日本病院脳神経外科協会事務局の会計報告、会計監査報告書があり、承認された。
       ?第10回学術集会会長より会期発表・挨拶
         永冨脳神経外科 永冨裕文先生より、日程のご報告があった。
       ?第11回学術集会会長確認の件
         中村記念病院 中村博彦先生であることが確認された。
       ?第12回学術集会会長選出の件
         畷生会脳神経外科病院 吉川幸弘先生が推薦され承認された 。
       ?その他
        (1)役員改選の件
        理事 大田浩右先生が、理事職を辞された 。
        このことより、理事定員に1名の空席が出来たことが報告された 。
        新理事として、大田記念病院 大田泰正先生が推薦され、承認された 。
        
3. 会計報告
       ?第8回 学術集会収支報告
        厚地脳神経外科より報告があった 。

       ?事務局会計報告
        日本病院脳神経外科協会事務局より報告、監査 篠原豊明先生より会計監査報告があった 。

4. 次期学術集会案内

        第10回学術集会会長より日程の発表・ご挨拶
        永冨脳神経外科 永冨裕文先生より、平成19年7月14日(土)・15日(日) にビーコンプラザ
        (大分県別府市)を会場として、第10回日本病院脳神経外科学会を開催するとのご報告が
        あった 。
 

             


 

 

平成18年4月の診療報酬改定の影響が明らかになって来た中で開催された、日本病院脳神経外科学会診療所部会の内容を報告します。以下はその議事録です 。


                  第9回日本病院脳神経外科学会
                     診療所部会 議事録

日時  :平成18年7月15日(土) 13:30〜14:40
場所  :朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)Gルーム 中研修室?
出席者 :池田俊一郎 、 片木良典 、 権田隆実 、 佐々木知明 、 永冨裕文 、 仲野浩之

配布資料
     1、脳神経外科診療所についてのアンケート結果
     2、脳卒中ケアユニット入院医療管理料及び施設基準
     3、医療提供体制に関する意見の抜粋[H17年12月8日社会保障審議会医療部会]
     4、有床診療所に対する規制の見直し(医療法)[H18年2月23日社会保障審議会医療部
       会]

1、前回、鹿児島での診療所部会では、有床診療所を「病院並みの高機能をもつタイプ」「従来タイプ」「産科」「療養型を持つタイプ」の4類型に区分されるとの情報を得ていたが平成18年4月の改正では実施されなかった。

2、平成18年4月の改正では、看護職配置や専門性への評価はなく、病院にのみ脳卒中ケアユニットが新設された。又、リハビリテーションについては有床診療所規模では大幅な減収に追い込まれた。

3、改定の内容も含めて、急遽アンケートを実施した。その結果報告の概要は次のとおりである。

 (1)全国の脳神経外科有床診療所145施設に送付。回答数59施設(回収率41%)
     うち8施設(14%)は無床になっていた。
 (2)常勤脳神経外科医師数について、1人は64%、2人以上が36%。
 (3)看護職員数は15人以上が49%。
     今回改正の入院基本料を5人以上と5人未満で分けるのは、脳神経外科の実態とかけ離
     れていることがわかる。
 (4)今後の方針については、無床化、病床減が8%、病院化(増床)が20%であった。
 (5)脳卒中ケアユニットについては、「有診でもほぼ同程度の体制は可能」、「有診でも相応の評
    価をすべき」との意見が多数あった。

4、脳神経外科有床診療所は「大病院並みの設備を持ち」「専門性が高く」「短時間で手
術にかかれる」「地域に密着している」ことを強くアピールし、評価を得る必要がある。

以上

 


 

 
  第10回日本病院脳神経外科学会のご案内

第10回日本病院脳神経外科学会
  会長 永冨裕文(医療法人健裕会永冨脳神経外科病院理事長・院長)
  顧問 古林秀則(大分大学医学部附属病院院長・脳神経外科)

  第10回日本病院脳神経外科学会は、2007(平成19)年7月14日(土)−15日(日)、大分県別府市ビーコンプラザに於いて開催することになりました。特に今学会は、協会創立10周年記念大会となります。
 テーマとして、「人間愛と生命の尊厳」を掲げました。特に生命に直結する脳神経外科医療に携わっているわれわれにとっては必須の心構えであります。
副題として、〜予防・救急から福祉までの先進的脳外科医療を〜としました。世界一長寿国となった日本なのに、その医療制度が大きく変わろうとしています。近年、脳神経外科の分野において、高齢者医療の大部分を占める脳卒中診療が増えたこともあり、従来行ってきた診断・手術・治療の範囲が増大し、脳ドック、救急医療、血管内外科から後遺症に関するリハビリ、そして高齢者・老人福祉まで関わるようになりました。欧米先進国では、外来、術前検査、術後管理は神経内科や放射線科が行って、脳外科医は手術だけ施行しているのとは大きく異なるのであります。

特別講演として、?協会創立10周年記念講演、そして、?変革期の脳神経外科医療、納得の先進的脳外科医療経営、行政の目指すもの・医療制度激変期、更に、?脳卒中医療の現状と未来展望、最後に、女性会員が多いので?医療と女性プロフェッショナルと、?脳外科ナーシングプラクティスを企画しました。

シンポジウム、セミナー、市民公開講演会など、トピックスも含めて目下交渉中です。 

本学会は、チーム医療を学ぶ、他の診療科にない特徴的な学会であります。医師とコメディカルがそれぞれ専門の立場から、先進的生命科学・脳神経外科学とそれに関連する分野を学問し、人間愛をもって患者さんに接しなければなりません。次に、やっと達成した健康長寿世界一の日本(WHO発表)において、最近の国民医療費節減のための医療制度改悪は、最前線で臨床脳外科に携わるわれわれに、少人数で更なる過酷な労働を強いることになろうとしています。本協会の使命として国にアッピールしてきたところであります。



第10回ご案内


湯布院 朝霧


第10回会場 ビーコンプラザ

別府 観海寺温泉


さて、学会場となる別府は、北に仏の里国東半島、南に大分市と高崎山を望む風光明媚な別府湾に面し、湯布院にも近く、多くの観光資源を有する国際観光都市で、源泉の数、湧出量ともに日本一であることはよく知られていますが、世界中に11種類ある泉質の内の10種類が別府市内の温泉から湧いていて、量だけではなく質の面でも世界に誇る温泉地であります。

更に、最近人気が高い湯布院は「別府の奥座敷」と称され、由布岳をはじめとする山々と高原に囲まれた盆地にございます。由布岳をのぞむ四季折々の景色は大変美しく、また情緒豊かな街並みや朝霧の風景も幻想的であります。

記念すべき第10回学会をこのような地で開催し、皆様をお招きできることを大変嬉しく思っております。大いに学び、そして心身ともにリフレッシュし、日々の診療や業務に生かしていただく、そのような学会になるよう願っております。

会員、そして新入会員―脳神経外科診療に携わっておられるビルクリニック、病医院の先生はじめ職員の方々―のご参加を心よりお待ち申し上げます。


(事務局)

〒870−0820 大分県大分市西大道2丁目1−20
医療法人健裕会永冨脳神経外科病院内
津留村幸一(医療法人健裕会永冨脳神経外科病院事務長)
首藤浩司(医療法人健裕会永冨脳神経外科病院運営企画係長)
TEL 097−545−1717
FAX 097−545−1745
E-mail:gakkai@nagatomi-hp.com
URL:http://www.nagatomi-hp.com/gakkai

 



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