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第11回日本病院脳神経外科学会 学会報告

中村記念病院理事長・院長 中村博彦

 第11回日本病院脳神経外科学会(平成20年7月19,20日、札幌市「ロイトン札幌」)を無事終了することが出来ました。病院職員一同ご支援いただきました皆様方に心より感謝申し上げます。

 昨秋はそろそろ学会の準備をしなければと思いつつ、本年四月の診療報酬改定のことで厚労省に二度足を運ぶなど、とても学会どころではないという心境でございました。幸い改定に私の要望を何とか組み入れていただき一段落いたしましたので、春から大慌てで学会の準備をした次第です。当初は演題が集まるかどうか心配いたしましたが、理事の先生方の病院を始め全国各地の病院から思いがけず多数の演題をいただき盛会に終えることが出来ました。病院脳神経外科学会のようにコメディカルを含めた学会の必要性を改めて感じた次第です。また、多数の御高名な先生方が快く講演をお受けいただき、学問的にもレベルの高い会になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。

 

 私個人といたしましては、佐野圭司日本病院脳神経外科協会理事長の特別講演を久しぶりに拝聴でき、学生時代に時がタイムスリップした気がいたしまして大変感動いたしました。山口二郎先生の「社会保障をめぐる政治の動向」は、政治学者の本質を突いた内容で経済至上主義がそろそろ限界に来ている感を強くいたしました。阿部弘北海道大学名誉教授の「北海道の脳神経外科の歴史」は、無理な御願いを短期間でまとめていただきましたが、文書に残すことが重要なので北海道脳神経疾患研究所医誌への掲載を御願いしています。佐々木富男九州大学教授の「脳神経外科におけるチーム医療の重要性」では、聴神経腫瘍の手術一つを取りましても、もはや神の手を持つ脳神経外科医だけで手術を遂行することは不可能で、看護師、臨床検査技師、臨床工学技士等を含めたチーム医療の重要性を改めて実感いたしました。

 

 医療を取り巻く社会システムは複雑怪奇になっており、ただ患者様を一生懸命治療して患者様のために頑張っていれば良い病院であった時代は終わりを告げ、やれ在院日数だDPCだと本来の医療と異なるところで大騒動しています。また、厚生労働省の方針が一貫していることは病院のベッド数削減による医療費の削減だけで、2年に一度の診療報酬改定では施策が変更されたりまた戻ったりで、その度に医療現場は右往左往しているのが現実です。病院脳神経外科学会(クリニックも含めて)の会員を中心に、あらゆる機会を逃さず実情をしっかりアピールしなければならないと改めて痛感した次第です。



第11回日本病院脳神経外科学会 学会報告

 私共は第13回の会を北海道の釧路で開催する予定となっているため、同じ北海道である札幌での学会に非常に興味を持っておりました。第11回日本病院脳神経外科学会は大変素晴らしいプログラム、会場で開催され、やはり大都市での大病院の開催だと感服致しました。運営に関しても独自に取り組まれ、大成功となりましたことを大変嬉しく思っております。

 今回の学会では日本、世界の脳神経外科のパイオニアであられる佐野圭司先生の特別講演をはじめ、特別講演、シンポジウム、教育講演、ランチョンセミナーなど盛りだくさんの企画がなされ非常に魅力あふれる内容でした。

 一方、種々の職種の方が参加されるため、会場数が多く、分散化される問題もあり、プログラム作成の難しい課題と考えられました。

 運営に関し、数ヶ月で準備することは職員のモチベーションの向上、自信にもつながり素晴らしいと考えられました。経済的にも大きな効果があっただろうと考えられます。

 普段仕事で大変頑張られている皆様が学会発表で参加されることにより、自分たちの知識・技術の向上に結びつくと思いますが、その中で交流も生まれ、参加したことが自信にもつながり、帰ってからのfeedbackも考えられます。また、知らない土地でenjoyできることもあり、楽しく参加することが必要と考えられました。今回の学会が本当に素晴らしいものであり、私共も参考にし、次々回の開催につなげたいと考えております。

 多くの方が楽しみながら参加できる会にし、益々発展していくことを祈念しております。

第13回日本病院脳神経外科学会 会長
医療法人孝仁会 理事長
齋藤 孝次

 


第12回日本病院脳神経外科学会のご案内

医療法人信愛会 理事長
畷生会脳神経外科病院院長
吉川 幸弘

 第12回日本病院脳紳外科学会を7月18日(土)、19日(日)、大阪市、大阪城の前にあります「ホテルニューオータニ大阪」にて開催させて頂くことになりました。佐野 圭司理事長をはじめ、理事 松井 孝嘉先生、他の理事の諸先生方のご支援・ご指導をいただき、微力ではありますが、本学会をさせていただく運びになりました。大阪での開催は初めてということもあり、皆様をお招きできますことを心より光栄に存じております。


 さて、地球の温暖化とはうらはらに医療界は氷河期の時代を迎え、この環境下で日本病院脳神経外科学会の病院は、救急病院としても活躍し、日常は診療や手術に時間をとられながらも、日夜医療に邁進していることと思われます。この激務の中で我々は先端医療の導入と技術の進歩に心がけてきました。特に脳外科・循環器部門では、ここ数年専門分化が高度に必要とされる医療機器が山とでる変革の時期でもあります。これは他の科にも及び、消化器外科や整形外科、心臓外科にもこの波が押しかけてきております。そこで、今回「先端医療をどこまで導入するか 〜To be , or not to be : That is the question 」をテーマにさせていただきました。この問題は、医療従事者にとって永遠に解決できないテーマとして残るかもしれません。


 本学会の特別講演とさらにシンポジウム、ランチョンセミナー、教育講演にも世界を代表する諸先生方を多数お迎えする予定です。度々ご相談申し上げた神の手で有名なデューク大学教授 福島 孝徳先生、同大学教授、脳腫瘍で有名なフリードマン先生元ハーバード大学 李 啓充先生、一方ならぬ御支援頂いた大阪医科大学 脳神経外科教授 黒岩 敏彦先生、同志社女子大学 薬学教授 森田 邦彦先生等によるご講演を予定しております。医師だけでなく、コメディカルの皆様方にも十分にご満足頂ける内容にしたいと考えております。


 期間中は京都・祇園祭と大阪・天神祭の間であり、お祭りムードもご堪能頂けると思います。ちょっと足を伸ばせば、東山のふもとの京都祇園にも近く、一方水の都大阪の天神祭の船渡御にも巡りあえるかもしれません。昔、秀吉が通った有馬温泉も近くにあり、リフレッシュするには良い環境下にあります。日々の忙しい業務を一瞬忘れて頂き、多数のご応募、ご参加をスタッフ一同心よりお待ち申し上げます。

 




平成19年5月17日、日本医師会館で鈴木満、中川俊男常任理事と会い、脳神経外科診療所の現状を説明し、今後の対応につきご教授願ったが、「地域の医師会、有床診療所協議会と連絡をとるように」との意見であった。 平成19年12月11日厚生労働省を訪問の上、大臣官房審議官に以下の内容の要望事項を提出した。

  1. 平成18年5月から6月にかけてアンケート調査した、脳神経外科有床診療所 51施設のうち49%の25施設が看護職員を15人以上配置していた。現在 の有床診療所の看護配置区分は看護職が最も多いものでも10人以上となって おり、多くの看護職を配置している実態を踏まえた評価を望む。
  2. 平成18年4月の改定で新設された「脳卒中ケアユニット」は、病院のみの評 価であり、有床診療所においても相応の評価をした「有床診療所版―脳卒中ケ アユニット」の新設を望む。
  3. 脳卒中における地域連携パスは平成20年春から導入予定である。しかし試験 的導入の大腿骨頚部骨折では、基幹施設は病院であるという縛りがあった。脳 卒中、特に脳梗塞急性期のt−PA使用などを念頭におけば、専門医施設への 搬入までの時間が重要となる。脳卒中専門医が常駐し、多くの急性期脳卒中に 対する治療実績があり、かつ緊急手術にも対応できることが重要で、多くの脳 神経外科有床診療所があてはまると考えられ、脳卒中連携パスの急性期基幹施 設として、病院だけでなく、体制の整った有床診療所も参加できる事を望む。
  4. 脳神経外科は専門性が高く、有床診療所では病院と同等のMRIやCT等の高 額高性能の設備を持っている施設も多い。また、有床診療所においても専門医 訓練施設A項が1施設、C項が12施設程ある。これらの専門性を評価する制 度改革を望む。」  

平成20年7月札幌市で開催された第11回日本病院脳神経学会の診療所部会では、平成20年4月の診療報酬改定の内容について種々意見が交わされました。以下はその議事録です。

平成20年9月5日
  部会長  片木良典

 



日時  :平成20年7月20日(日) 9:20〜10:30
場所  :ロイトン札幌 2階会議室
出席者 :岡信夫、小笠原俊一、片木良典

[配布資料]                  

資料―1

平成19年12月11日、厚生労働省にて、提出した要望事項

資料―2

本日の診療所部会の案内

資料―3

超急性期脳卒中加算に関する施設基準

資料―4

読売新聞掲載記事(6月1日)より・・・t―PA使用件数

資料―5

地域連携診療計画管理料および地域連携診療計画退院時指導料の施設基準、届出添付書類

資料―6

愛媛県の医療計画から「脳卒中の医療連携体制の概要」「脳卒中・急性期医療機関リスト」(手上げ方式)

資料―7 

脳卒中ケアユニット入院医療管理料の施設基準

  1. 平成20年4月の診療報酬改定で新設された超急性期脳卒中加算については、薬剤師等が常時(24時間)配置されていることが施設基準となっており、実際に機能しているのか実態を調査する必要がある。
  2. 地域連携診療計画管理料関係についても、脳卒中の医療連携体制のなかの急性期を担う機関として診療所も含まれることになったが、計画管理病院になれないため、地域連携診療計画管理料を算定できないだけでなく、回復期を担う病院・診療所との連携も取りにくい状態となっている。これも実際に機能しているか調査する必要がある。
  3. 平成18年4月改定で新設された脳卒中ケアユニットもその内容は充分評価されるものではあるが、やはり病院という施設基準であるので、その枠を広げて診療所版を作ってもらいたいとの意見があった。
  4. 北海道では比較的容易に、診療所が病院になれるとのことであった。
  5. 平成20年度の診療報酬改定に関して、以上のことを含めたアンケート調査を実施していく。
 


2008年7月19日(土)に第11回日本病院脳神経外科学会にて総会が開催された。

1. 第11回学術集会会長挨拶
2. 理事会報告

2008年7月18日(金)に第11回日本病院脳神経外科協会理事会が開催され、出席26名、7名の委任状があり、理事会は成立。

(1)第10回学術集会の収支報告があり、承認された。
(2)日本病院脳神経外科協会事務局の会計報告があり、承認された。
(3)第12回学術集会会長が吉川幸弘先生(畷生会脳神経外科病院 院長)であることが確認され、ご挨拶があった。
(4)第13回学術集会会長が齋藤孝次先生(釧路脳神経外科病院 理事長)であることが確認された。
(5)第14回学術集会 会長選出の件
貞本病院(愛媛県) 院長 貞本和彦先生が推薦され承認された。

3. 会計報告

(1)第10回学術集会収支報告
永富脳神経外科病院より報告があった。
(2)事務局会計報告
日本病院脳神経外科協会事務局より報告があった。

4. 次期学術集会案内

2009年7月18日(土)〜19日(日)ホテルニューオータニ大阪にて第12回日本病院脳神経外科学会が開催されるとの報告があった。



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