JANS Clinics 日本臨床脳神経外科協会
jansclinics.com
 


TOP PAGE
学会のご案内
協会について
保健医療委員会
診療所部会
News Letter
入会案内
 
お問い合せ
jansclinics@mx8.tiki.ne.jp


 第17回日本臨床脳神経外科学会は、平成26年(2014年)7月19日(土)〜20日(日)の両日、東京の有楽町駅前の東京国際フォーラムにて「専門性をこえて進化する脳神経外科領域」を開催した。参加者総数807名、医師97人、コメディカル416人、医学生3人、おきの会関係者52人であった。講演・演題発表の内容が良いとのことで、開催中に複数の新入会者があった。望外の喜びであります。
 今回特別なテーマとして、医師の教育改革、救急救命士の院内雇用促進、麻酔看護師の法制化への運動展開を掲げました。医師の教育改革のシンポジウムでは、山形大学の嘉山孝正教授が医師育成と医療学の二つのテーマで講演されました。現在「恩師のいない教育により、フリーター医師が増え、時間を売る労働者と化した」ことをとりあげ、大学医学部での臨床技能習得の案を提唱された。河北総合病院河北博文理事長は、医学と医療の定義が曖昧となっていることを取り上げ、両者の守備範囲を明確にされながら、地域包括ケア―の充実を目指す時代的要請をふまえ、医療学の重要性を唱え、高齢者の尊厳を重視し、医師の良心と使命と併せて、パブリックマインドの発揮を出来る医師養成を示唆しておられた。
 医療の海外展開に努力しておられる八王子の北原脳神経外科病院の北原茂実理事長は、超高齢化社会を迎える日本では医師が医療と介護福祉の両面で、国民の生活を支え、国民の生命と健康を守る役割を担う時期が来ると述べておられた。今日の日本では、国民生活を支える農業・教育・医療の仕組みが崩壊を来している。社会の再生と再構築を目指して知性と良識とを兼ねそなえた医師こそがその政策の一翼を担うべきだと主張された。あたかも中世の社会的リーダー役を務めた神父や僧侶のような働きをすべきだという示唆に富み、傾聴に値する卓見のように思われる。
 医療行政面では、厚生労働省医政局の佐々木昌弘室長が8年ぶりの医療法改正の骨子を説明された。法改正の目指すものは、医療と介護の連携強化であり、地域の包括ケア―システムの構築である。北原先生の主張を法制化面からバックアップする法改正と考える。
 7月20日(日)の午後、公益法人日本脳紳外科財団主催の市民講座、「心と体について語りましょう」が、開催された。演題名は、「心臓は語る」(南淵明宏先生)、「法医学現場からみた事件・事故の真相」(押田茂実先生)「受験の神様が語る心と体」(和田秀樹先生)「認知症予防対策のトピック―最新知見− (熊谷頼佳先生)でした。四先生から、ユ−モアあふれる平易で有益なお話がありました。斯界の第一人者の話は素晴らしいものだと感心した次第です。参加者もご満足いただいた様子で、評判も上々でした。
 おかげさまで、財団理事長高倉公朋先生とブルースカイ松井病院松井孝嘉先生をはじめ、全理事会メンバーの一方ならぬ御協力により、洗練されていて有意義な学際的学会と多数の方から高評価をいただくことが、できました。改めて学会を支えていただいた関係各位に暑く御礼申し上げます。また水戸医療センター前院長園部眞先生から有益な御助言をたまわりましたことに感謝申し上げます。

医療法人社団おきの会 旗の脳神経外科病院
理事長 沖野光彦

 

第11回日本病院脳神経外科学会 学会報告

  第17回日本臨床脳神経外科学会は、7月19日20日の両日沖野光彦会長によって国際フォーラムで開催されました。前回の理事会において、日本病院脳神経外科協会から日本臨床脳神経外科協会へ名称を変更し、今回が第1回目の記念すべき会でした。故佐野圭司元理事長がこの協会を設立させる時に、いろいろな事情により日本臨床脳神経外科協会の名称を付けられなかったことを大変悔やんでいたのを忘れられません。

 今回のテーマは「専門性を超えて進化する脳神経外科領域」と大きなもので、更にサブテーマとして「医師教育の必要性(確かに今までの医師の教育では世の中の進歩と市民の考え方の変化に追い付いていけてません。確固たる柱が必要と考えます。)、救急救命士の院内雇用(気管内挿管も行えるなどの利点もあり、病院内の大きな変化になる可能性は十分あり、救急医療にも役立つものと考えます。)、麻酔看護師の法制化(これは、どの程度麻酔にかかわるかが問題ですが、歯科医を麻酔医にしたら良いのではないかと一時話題になったこともあります。)」を取り上げています。

 特別講演を5題、教育講演17題、シンポジウム3題、ランチョンセミナー7個と多岐にわたり多くのセッションが組み込まれ、我々自身も大変勉強になりました。又、看護、放射線、リハビリテーションなどのセッションがあり、合計で、約800人の出席がありました。PNLコースの開催は、関東地区の開催が少ないためナースにとっては良い機会でした。更に市民のための公開講座も行われました。どのセッションも内容のある演題で活発な質疑が行われました。

 総会では、いろいろと苦労の末やっとEMPが診療報酬の適応になったとの報告がありました。 又懇親会では、大きな部屋が一杯になるほど多数の会員が出席し、沖野会長が木遣りの歌の中10人程の木遣り師と伴に入場しました。我々もゴスペルを楽しんだりして交流を深めました。又、今回、沖野会長は昨年の秋に心臓手術をし、更に腰椎症の手術も行い、更に更に肝機能障害などを起こし、点滴を行いながら頑張っていただきました。大変お疲れ様でした。

 次回は、神戸市で大西英之理事が第18回日本臨床脳神経外科学会を開催の予定です。

関東脳神経外科病院 院長
清水 庸夫

 



第18回日本病院脳神経外科学会のご案内

 このたび第18回日本臨床脳神経外科学会を平成27年7月18日(土)、19日(日)の2日間、神戸で開催させていただくことになりました。職員一同大変光栄に存じております。

 この会は平成10年、日本病院脳神経外科学会としてスタートいたしましたが、昨年の第17回学会より名称を日本臨床脳神経外科学会と改められております。臨床脳神経外科が近年飛躍的に進歩し、広く臨床で起こる諸問題を学ぶために改名されたものと解釈しております。そこで、今回学会を開催するにあたり学会のテーマを「近未来の脳神経外科のゆくえ」と致しました。

 今世界は混沌としています。地球の温暖化と砂漠化、人口の爆発的な増加と食糧危機、アラブの春が一転して政治、宗教の混乱と紛争、ウクライナに絡むEUやアメリカとロシアの対立、東アジアでは中国と近隣諸国との対立、日本、中国、南北朝鮮との対立等々。一筋縄では解決できない問題が山積しています。その中にあって日本国内ではGDPの2倍の財政赤字、今消費税は8%に上がりましたが年金は破綻寸前で、医療や福祉に回せる財政基盤がありません。ますます高齢化する中で、脳卒中を中心とする老人医療費は増加の一途をたどります。手厚い高度医療をすればするほど医療費は高騰し続けます。世界で最も優れた医療システムを構築した日本ですが、今後はより安価で良質な医療システムの再構築が求められるはずです。

 医学研究の分野に目を向けますと、山中教授のiPS細胞の研究に対するノーベル賞受賞という輝かしい研究の半面、STAP細胞に関する論文取下げ事件や降圧剤の開発に関する研究機関と製薬会社員との不正関与事件など職業倫理の欠如が問題になっている事件が起こってきています。

 脳神経外科の分野では、1970年代より科学の発展に伴って、CTの導入、顕微鏡手術の導入、セルジンガ―法とDSAの導入、MRI,SPECT,PETの導入、最近では頭蓋底外科手術分野への内視鏡手術の導入やtPAによる血栓溶解療法、血管内手術の発展等々、目を見張る技術が臨床現場に導入され、診断のみならず治療成績も素晴らしく向上してきました。しかし、果たして患者さんやそのご家族、そして、我々医療人にとっても幸せをもたらしたでしょうか。今回この学会を機に脳神経外科に取り巻く諸問題を整理し、近未来の脳神経外科学の発展につなげられたらどんなに素晴らしいかと考えております。特別講演、文化講演、シンポジウムなど、掲げたテーマに沿った内容で学会を開催させていただきたいと思います。

 本学会の特徴は脳神経外科医、薬剤師、看護師のみならずチーム医療を担う多くのコメディカルスタッフが一堂に会し、共に学び会員相互の交流を図ることも大きな目的でもあります。有意義で活発なご討論をお願い致します。

 初夏の神戸は爽やかな六甲おろしが吹き、山の緑と海のブルーがとても美しい季節です。学会初日の夜の懇親会は遊覧船を一艘貸切り、神戸港と明石海峡クルーズに出かける計画です。世界最長の明石大橋を船上から見上げる景色は圧巻です。その他、六甲山の散歩、異人館や灘の酒蔵めぐり、ちょっと足を延ばせば約40分で世界遺産の姫路城もご覧いただけますし、京都、奈良観光も1時間以内の範囲です。神戸ビーフや明石鯛や蛸などのグルメも楽しんでいただけると思います。ぜひ多くの皆さまの参加を心からお待ちしております。

 学会の運営に際しましては不行き届きの点も多々あると思いますが、実り多い会になるよう職員一同鋭意努力させていただきますので何卒よろしくお願い申し上げます。

 

第18回日本臨床脳神経外科学会
会長 大西 英之
医療法人社団英明会
大西脳神経外科病院 理事長・院長

 



 平成26年7月東京で開催された第17回日本脳神経外科学会の診療所部会では、新部会長に「小林清市」氏が選任され部会の今後の進め方について、種々意見が交わされました。以下はその議事録です。

第17回日本臨床脳神経外科学会
診療所部会 議事録

部会長 小林清市

日時:平成26年7月19日(土) 11:10〜12:10
場所東京国際フォーラム 4階 G402
出席者
小林清市(小林脳神経外科)
権田隆実(権田脳神経外科)
志田直樹(池田脳神経外科)
福井一裕(福井脳神経外科)
藤澤睦夫(片木脳神経外科)


議事

  1.  部会長の選任
    前部会長片木良典が平成25年10月に死去いたしました。それに伴い新部会長の選任が行われ、新部会長には「小林清市」氏が選任されました。
  2. この診療所部会への参加人数を増やすため、診療所の先生方に「日本臨床脳神経外科学会」について知ってもらう活動を、各地域の組織等を使って進めて行くこととする。

以上



2014年7月19日(土)に第17回日本臨床脳神経外科学会にて総会が開催された。

  1. 第17回学術集会会長 沖野光彦先生 ご挨拶
  2. 会計報告
    1. 第16回学術集会収支報告
      寺岡記念病院 寺岡暉先生より報告があった。
    2. 事務局会計報告
      日本臨床脳神経外科協会事務局より報告があった。
  3. 理事会報告
    2014年7月18日(金)に第17回日本臨床脳神経外科協会理事会が開催され、出席26名、6名の委任状提出があり、理事会は成立。
    1. 第16回学術集会の収支報告があり、承認された。
    2. 日本臨床脳神経外科協会の会計報告があり、承認された。
    3. 第18回学術集会会長、大西英之先生よりご挨拶があった。
    4. 第19回学術集会会長が清水庸夫先生であることが確認された。
    5. 第20回学術集会会長に荒木脳神経外科病院 荒木攻先生が推薦され承認された。
  4. 次期学術集会案内
    第18回学術集会会長 大西脳神経外科病院 大西英之先生より、2015年7月18日(土)〜19日(日)にホテルオークラ神戸にて第18回日本臨床脳神経外科学会を開催するとのご挨拶とご案内があった。


Copyright2003TheJapanAssociationofNeurosurgicalClinicsALLRightsReserved
 

Back Number
協会が発行するニュースレターのバックナンバーを見ることができます。

NO.29
NO.28
NO.27
NO.26
NO.25
NO.24
NO.23
NO.22
NO.21
NO.20
NO.19
NO.18
NO.17
NO.16
NO.15
NO.14
NO.13
NO.12
NO.11
NO.10
NO.9
NO.8
NO.7
NO.6
NO.5
NO.4
NO.3
NO.2
NO.1